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新盆だけの白い盆提灯
2018年05月21日 00時12分
一般的には仏壇の前や家の玄関先に新盆用の白い提灯を飾ります。
絵柄の入った盆提灯は仏壇の両脇に飾ります。
仏になったばかりの故人の霊が迷わずに家に帰ってくることができるように目印になることはお伝えしましたが、
白い提灯は、新しい仏様を迎える為の“まっさらな提灯”という意味合いで、新盆だけに使われます。
白提灯の中はロウソクの火を灯すことができます。但し、火事の原因になる危険性もある為、現代では火を灯さず、飾るだけの家や、電気のロウソクを灯したりします。
一度しか使用しない白提灯、使用後は?
お盆が終わったら燃やして処分します。昔は家の庭などで焼いていたようです。
今では廃棄物として処分することもできますが、なんとなく抵抗があると思います。
お寺でお焚き上げをしてもらうといいでしょう。
または、形だけお焚き上げをして、後はゴミとして処分するのもいいでしょう。
因みに絵柄の入った盆提灯は毎年のお盆に飾ります。
わたしたちの場合、絵柄の入った盆提灯が十数個ありました。
義理父の為に、義理父の兄弟や知人が送ってくれたものです。
仏間は6畳はありますが、盆提灯数十個を並べるのは至難の技でした。
ましてや、今はマンションやアパートで仏間すらない!狭い!ということで、
盆提灯が多すぎて、毎年飾るのが大変!という場合は、
毎年、少しずつ飾る提灯を減らしていってもOKなんだそうです。
因みに新盆だけ使う白い提灯は新盆を迎える家で購入し、柄の入った提灯は兄弟などの親類から贈られてくるのが一般的のようです。
ポイント(まとめ)
□白い盆提灯は新盆の時だけに使用する
□使用後はお焚き上げをして処分する